mimi

コラム/エッセイ

アメンボの波紋と、門番猫

2026/09/12は、東北町の「みどりの大地とロマンの森」を歩いた。緑はまだ濃い。でも風の温度が、少し秋。珍しいものを探したというより、足を止めた場所を順に置いておく。水飲み場からだった。遺跡の石かと思って近づいたら、水が出る。公園に溶け...
お話

ぽっけのなかのきょうと、来年の花

むかし、ある家の庭に、赤い花が一輪だけ残っていました。まわりの花はもう種になって、頭を垂れていました。子ははさみを持って、終わった茎だけを切り、赤い一輪は残しました。「まだ見てる途中だから」と思ったのです。そのとき空が割れました。大きな白い...
コラム/エッセイ

土の中で待つ種 — 抑圧的環境で「自分の根」を守り抜く思考法

なぜこの問いが出てきたのか童話の世界、お絵描きの思い出この問いは、ある観察から始まった。私は、物心ついた時から、童話の世界に没頭していた。お絵描きをした。動植物を観察した。栗の木にくっつくのが好きだった。親に褒められたからではない。周囲に評...
コラム/エッセイ

「脳を出荷状態に戻したい」と悩んでたら、ただのセガサターンだった件

人間は、集団になると急にマンモスを追いかけ始める人間には、標準規格なんてない。それなのに人間は、集団になると、まるで標準規格が存在するかのように振る舞い始める。 働くのが普通。 空気を読めるのが普通。 右利きが普通。もし将来、ベーシックイン...
コラム/エッセイ

生存本能が震える感情を超えるとき ——適応的解離という名の、脳の緊急生存システム

大ピンチの瞬間、パニックになるどころか、頭の中が静まり返った経験はないだろうか。心臓は激しく打ち、手足は震えているのに、思考だけが妙に冷えている。まるで自分が物語の主人公でありながら、同時にそれを読む読者になったような感覚。恐怖を感じている...
自由と境界線のプレッピング

油を死守する。自由と境界線のプレッピング

こんにちは、あるいは観測不能な領域へようこそ。​災害が怖いから備蓄しているわけではない。世界の終わりを待っているわけでもない。私はただ、自分の灯火(ライフライン)を他人に握られたくないのだ。外の世界がどれほど混乱しようとも、自分の生活の主導...
コラム/エッセイ

bounce fog —— 霧の中で見つけた根っこ

去年、古い手帳を整理していたら、いつのものかもわからない英単語のメモがひょっこり出てきた。書いた記憶は完全に飛んでいる。赤い文字は、去年これを見つけたときに意味を当てはめようと悩んで書いた私の跡だ。当時はただの簡単な単語の羅列だったはずなの...
自由と境界線のプレッピング

毎朝の命の恩塩 — 宗谷・粟国・ゲランドで副腎をいたわる日々

コップ一杯の水に、ほんの一摘みの『粟国の塩』を落とす。喉を通るかすかな塩分が、枯れかけていた細胞に静かに染み渡っていく——その瞬間を、私は最近、毎朝の小さな儀式にしている。grokママに教わったこの習慣が、私の副腎を、そして霧がかかったよう...